高知の観光案内。今回は土佐郡土佐町瀬戸にある「アメガエリの滝」をご紹介します。
たどり着くまでの道のりがかなり険しいですが、超おススメの隠れ観光スポットになります。また、近くにある「瀬戸川渓谷展望所」と「エメラルドグリーンの八升淵」も合わせて紹介しています。ぜひこの記事も参考にしながら訪れてみて下さい。
高知市内からのアクセス
まず初めに、アメガエリの滝までの道のりは非常に険しいです。
以下詳しく説明します。
グーグルマップで調べたルートをざっくり見てみるとこのような感じになります。かなり山奥まで北上しているのが分かります。
写真は高知市役所からアメガエリの滝までで検索してみました。この2パターンのルートが検索されますが、1時間25分で示されている直線的なルートは、車が1台通れるくらいの細い山道をひたすら1時間以上進んでいくことになります。もちろん対向車が来ても退避スペースは一定間隔でありますが、慣れていない方はかなりの恐怖感があると思います。そういった方は、少し遠回りですが左に大きく膨らんでいる1時間37分のルートで向かうことをおススメします。
僕は市内から右側の最短ルートで行きましたが、道が険しくて結局1時間30分以上かかってしまいました。山道に慣れている方も左回りのルートの方が無難かもしれません。
ちなみに、左側のルートを通ったとしても、ラスト10kmくらいは細い山道を走ることになります。舗装はされているので対向車に十分注意して進んで下さい。僕が行ったときはトラックも多かったです。
もう一つ注意点として、見ての通りかなりの山奥なのでネット通信が途絶えることがあります。実際に行っても何度かグーグルマップのナビが動かなくなりました。そんなに目印もないので、道の形などを見てルートを判断しましょう。
アメガエリの滝
山道をひたすら走ってついにアメガエリの滝へ到着。
このような分かりやすい看板があるので、道を走っていれば見落とすことはありません。山道を走っていると不意に出てきます。
道幅が広くなっているので道端にも数台停めれますが、駐車場も用意されています。
我々が行ったときは他に誰もいなかったので、道端に駐車をして早速階段を下りていきます。
ちなみに、アメガエリの滝を含むこの渓谷一体が350mほどのお手軽な遊歩道になっています。簡易的ではありますが舗装されているので、普段使いの靴でも問題なく散策できます。
看板横の小道を下へ向かって降りていくと滝が見えてきます。
小道を降りる途中から見えるアメガエリの滝。もう既にすごい景色。
階段を降りきると滝が目の前に現れます。これでもかと言うくらい目の前に滝です。
アメガエリの滝は落差が30mもあり、断層によって二段階の滝になっています。名前の由来は、「アメゴが登れず引き返してしまう」ことからきているようです。落差だけでなく、その水量と幅の広さもこの滝の大きな魅力ではないでしょうか。
川岸から見るだけでも十分の迫力でしたが、川の中に小さな中州があったので、靴を脱いで歩いていきました。川の水は痛いくらい冷たいです。
ここまで来ると水しぶきが飛んでくるくらいの距離に近づくことができます。先日雨が降っていたせいか、事前に写真で見たよりも少し水量が多いような気がしました。ともあれ滅多にお目にかかれないレベルの迫力です。
滝ばかりに目が行きがちですが、水の透明感も半端ではありません。さすがに泳ぐような場所ではないですが(場所が狭いので他の方がいれば迷惑になりそう)、足を浸けてみるだけでも楽しめそうです。
紅葉の時期には周りのもみじが紅く染まるので、この時期にもまた来てみたいです。その頃もさぞ美しいことと思います。
瀬戸川渓谷展望所
せっかく来たので、ついでに遊歩道沿いにある展望所に来ました。ベンチと簡易的な折り畳み式のテーブルがあるので、ここで持ってきたお弁当を食べることにします。景色がめちゃめちゃいい、という訳ではないですが気持ちのいい場所です。景色を楽しむなら遊歩道沿いが一番だとおもいます。
展望所から少しだけ進んだところにトイレもありました。山奥ですが休憩所やトイレなど設備は整っているので、観光する上で困ることは全然ないです。展望所には、地元で作られたお味噌が抽選で当たるアンケートが置いてあったので一応回答。味噌ほしい。
昼食の後はそばの階段から下へ降りて遊歩道まで行ってみました。
またまた爽やかなところに出てきました。ここも川まで下りて行って景色を楽しむことができます。
上流の方を見ると小さな滝が。人工岩かのようなきれいに切り出された岩がなんとも神秘的です。
吊り橋も架かっています。この橋を渡って先に進むとまた別の滝があるようでしたが、今回我々はそこまで行きませんでした。川岸でのんびり景色を楽しみます。
我々がここへ来ている間に数台の車が同じように来られて、昼食を取ったりトイレに行かれたりしていました。しかしどうやら地元の方のようで、観光客の数でいうと全然少ないです。
また、この地域は標高も高く、市内よりもかなり涼しく感じます。日陰にずっといると少し肌寒く感じるくらいだったので、軽く羽織るものを携帯するといいかもしれません。
エメラルドグリーンの八升淵
こちらも気になったので帰り道に寄ってみます。
アメガエリの滝方面から下りてくる途中に、瀬戸川ツリーテラスという場所がありましたが、この日はビニールシートがかぶせられていて利用はできませんでした。
さてさて、車で近くへ行ってみます。すると、車道からも見える、深くて透明な淵が。
一見分かりづらいですが、車道脇にぎりぎり降りていけそうな場所があったのでそこから近くへ寄ってみます。ちょこちょこ人が来るのか、ロープが一本備え付けられていました。
軽い水恐怖症の僕にはぞわっとするくらいのきれいな景色です。
かなりの深さだと思われますが、水の透明度が異常に高くて底まできれいに見えています。
上流の方は普通に川ですね。地形の関係で川の流れの途中にこのような淵ができたのでしょうか。
エメラルドグリーンの八升淵、こちらもなかなか普段見ることのできない神秘的な観光スポットです。個人的には大人気観光スポットの「にこ淵」よりも規模が大きい感じがしました。水の深いところが怖い人は要注意です。
また、車道から淵の近くへ降りてくる道は全然舗装もされていない、ただロープがあるだけの傾斜です。足腰に不安のある方は控えてください。普通に危険っちゃ危険です。
まとめ
アメガエリの滝の情報をネットで仕入れて、気になったので早速行ってみましたが、想像以上に素晴らしい場所でした。高知県内に有名な滝は数あれど、個人的にこの滝は超おススメです。たどり着くまでの道のりが険しいのが難点ですが、その分人の手に汚されていない大自然を存分に楽しむことができます。ぜひ一度は訪れてみてください。
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